再・ローザンヌ滞在記:19日目

7/13,月曜日。晴れ。

昨晩に遅くまでヒップフレーイしていたせいで就寝が遅く、大寝坊。9h41に目が覚める。

日記を読まれている方(いや、少ないとは思いますが)はお気づきかも知れません。

そう、僕は朝、目覚ましをかけない。

朝に目覚めた時点で「眠い」と思ったら二度寝する習慣が身についています。体には悪いかもやけど。やからそのぶん、スッキリとした目覚めで、昼間に眠たくなったりすることもほとんどありません。

まあ、どの時間を貴重と考えて大事にするか、の違いやな。。僕は昼すぎから深夜にかけてが最も集中できる時間なもので…。あとはコーヒーさえあれば、集中力は担保されます。

涼しい気候のなか、オフィスに到着したのは10h50くらいだったかな。ちょっとメールを先生たちに書いて、先行研究の内容をさらっと復習して、昼ごはん。今日は、ポテトとローストポーク?

外でみんなでごはんを食べていると、bee(ハチ、ですね。しかし後述参照)がゴハンをたかりにやってきた。EやSがひじょうに怯えていたけど、beeは攻撃的な防御の文脈以外では刺さないとわかってるし、ぱっぱっとあしらった。途中でPが殺そうとしたので、制して、beeのたかっていたEの鶏肉を地面に置いたら、そこで必死に食べていた。昆虫がエサを食べる姿は非常にかわいい。ちなみに、「俺は蛾が嫌いだ」ということを伝えると、Pに「俺もだ!!!はじめてだよ、理解してくれたのは!!!」と握手を求められた。ぼくらは団結した。

蛾が嫌いな理由は、昔、口に入ったからです。それ以来、ほんまだめ。

ほいでまあ、オフィスに帰るみちなり、シモネタを2つほど飛ばしてしまって、Pは失笑していた。Sはウケていた。1つ目はともかく、2つ目はどっかで見たジョーク。細かくは伝えていないけど、このようなもの:

Big data is like teenage sex: everyone talks about it, nobody really knows how to do it, everyone thinks everyone else is doing it, so everyone claims they are doing it.

ビッグデータってのは、統計学でいうと、まあ、魅力的なもので興味津々で、でもいざ扱うとなると扱い方が解らなくて…というものみたい。それってつまり…ということ。

その後オフィスに戻って、ちょっとした残念メールを受け取ったのでその後処理をした以外は、ひたすら執筆と計算。うむ、これはもう今月中にはなんらかの形になるな。グラフも描いてみたけど、かなりバッチリ。18h00までひたすら作業。ちなみに今日も今日とてBGMは、YUKIライブ。何回目や。。

なお、暑くてたまらないのでオフィスのドアや窓を全開にして、扇風機までかけて作業をしているのですが、途中でbeeが部屋に入ってきた。Sは本当に虫がきらいみたい。うーむ。。ハエ・カ・ゴキブリ・ガガンボとか以外は殺さずに外に返す派なので、なんとか穏便に…ということで、飛んでいる彼女を軽く手ではたく。。そこでSが「!?Oh, be careful!」とヒいている。ひるんだ彼女の背中をつかんで窓からポイっと投げておいた。Sは「Oh, Impressive...!」と驚いていた。さすがにそれを見ていたMとMWもヒいていた。

そんなこんなで18h00には退室。もうちょっとやりたかったんやけど、今日は買い出ししないとあかんのでねえ。トラムに乗ってゆらゆら考えてると、はっと、さっきの計算に間違いを発見。。あぶね〜〜。家で直そう。やはり、電車に乗って資料を見ずに計算を頭でやり直すというのは、思考の整理につながる。…こともある。

それにしても、Perrin & Lehmann 2001, Mouden & Gardner 2008をうまく頭の中で整理できて、さらに新しい着想も得られた本日の出来は素晴らしかった。これで早起きさえできていれば。

スーパーで買い物をして帰宅。オーナーと挨拶。どうも、彼の故郷のビールを買ってきてくれたようだ。ありがとう!!オーナーは用事があるらしく出て行った。

Youtubeを観ながら論文を書き、おコメを研いで水につけたりしつつ20h00を迎えた。

beeというのは、いわゆるハチの中でも、ハナバチ(bumble bee)とかミツバチ(honey bee)とか、いわゆる花で花粉を集めて巣に運ぶものが主。waspというのはアシナガバチとかスズメバチとか、肉食のタイプが主です。beeは攻撃のために針を使わないからねえ、ぶんぶんやってきても怖くないのです。でも、waspはあぶない…。匂いに反応しただけで噛んできたりするし。特に、山道ではスズメバチに注意。見えない所、地面に巣を作っていて、それを踏んでしまったばっかりに総攻撃にあう…というパタンが主らしいです。年間死亡者数は、2000年代はのきなみ20件ほど。気をつけましょう。でも彼らも、総攻撃前にはカチカチと牙を鳴らしながら敵のまわりを飛んで、威嚇(警告)してくれてるのです。そのサインを見逃さないように。。その先には巣がある。

それにしても、狩蜂って、他の昆虫とかを狩って子どものエサにする蜂なんですが、スズメバチのような「毒」から「麻酔」が進化したというのは、本当に面白いというか、すごいなーって思います。

その後、HARIBOを食べながら計算の続き。途中、オーナーの友人が家に到着したりで、眠くなってきたので、歯磨きしておやすみ。