再・ローザンヌ滞在記:45-53日の間

ESEB2015という、ヨーロッパ進化学会に、8/10-15の間に参加していました。ESEBに参加するのは初めてのことでした。

でも直前まで、ポスターの原案が練固まらなくて、モチベーションはとても低かったのです。しかし、多くの方と再会したり、新しい出会いを得たり。そして、新しい出会いを築いたり。本当に楽しい5日間でした。

学会では(6ヶ月後には所属が100%変わるためにすぐゴミになるであろう)名詞を配りまくりました。100枚は配ったのではないだろうか。そして多くの人と研究の話やアホな話をしまくって、あっという間の楽しい五日間。日本からも多くの友人がやってきたので、彼らと一緒にご飯を食べたり飲んだり、ディスカッションしたり。

自分がが研究するモチベーションは何だろう、というのを最近は常々ふかく考えるのですが(今更かよ!いや、過去にも考え尽くしたはずだったんですが)、

  • 人としゃべること。In vino veritas*1もそうだ。
  • 知りたいことを知ること。それはもちろん、生物の進化の法則です。
  • そしてそれらのコンビネーションによって、自分のやっていることをアピールすること。

結局はどんな要素を持ってきても、この3点に収束するのではないかと思いました。社会的に不安定だったり、先行きが見えなかったり、失敗するかもしれなかったりと、様々なネガティブな要素を補って余りある愉しさが、研究を通じて得られることを実感しました。

自分が海外に来ていて海外で働きたい(というか、イギリス・スイス・フランスで働きたい)理由だってなんだって、上の3点のどれかを形式的に言い換えたにすぎないだろう…。

あとは、この燃えたぎる、フランス語学習意欲。なんとか、何かしらに昇華させたいものです。

*1:「ワインの中に真実がある」というラテン語の諺。