再・ローザンヌ滞在記:4日目
6/28,日曜日。晴れ。ええ天気。9h00起床。二日酔い。
すこしのんびりしてから、洗濯機のある地下室へ。洗濯ネットに洗濯物をまとめておいたので、そのまま放り込んで、開始。70分ほどで出来るとのことだったので、明日からの大学生活に思いを馳せる。ちなみに今日の夢は、友人が万引きしただとか、通り魔、iPhone不要説の浮上など(特に最後、自分でメモをとったものの、まったく意味がわからない)。不穏なものばかり。
んで30分ほどうとうとした後、洗濯物を回収。干す。よく乾きそう。ここで何を思ったか、HARIBO(グミ)を一袋あけてしまう。頭悪いとしか言いようがない。結局昼飯はスキップ。
そこから友人から驚愕のメールを受け取って返信したり電話したり。「結婚できない男(第5話)」を観たり。
夕方になって筋トレ(腹筋ローラーで腕立て伏せ)をしていたら、フラットメイトが帰宅、というか引っ越しの準備をしに戻ってきた。そそくさと片付けて簡単に挨拶。9ヶ月もここに住んで、ジュネーブに引っ越すのだそうだ。大変やろな、、、
その隣で、牛肉シチューというかスープ。じゃがいもと牛肉しか具になりそうなものがなく(トマトを入れるべきだったかと後から気づく)。サラダとスープで簡単に晩御飯を済ませる。チュートリアルの漫才をいくつか観るなど。
夜になると、さすがにどきどきしてくる。明日から、また大学生活。あのときの生活に戻る。ウレシイ反面、ちょっとつらくもある。海外に来ると、とても仕事が捗る。いつもよりエンタメ要素に充てられるだけの自由(お金とか立場)が限られるからだろう。
そんなことを考えつつ、ベルギービールをシュカッ(栓を開ける音)!
ベルギービールのベルギー代表のような味。ちょっと軽目かな。サラミをおつまみに。
明日からは研究者に戻らねばならない。思えば、一週間前から今日まで、長い休暇をとってしまったように思う。今年は夏休み返上でローザンヌで研究に邁進するし、まあそれもありかなと。それでも、体調にだけは細心の注意を払おうと思う。
論文を書きながら思うけど、自分の「作品(work)」への愛情というのは、薄れ移ろいゆくものだと実感する。向き合った時間が長いその分だけ、愛情は育つはずなのだけど、論文という「苦闘の結晶」は、なかなかそうもいかない。どうしても、出版して陽の目を見るという見返りを求めてしまう。それは研究者としてそうであるべきだし、まったく不健全とは思うのだけど、どうしても、どうしても、、愛情は薄れていく。
自分がフランスで研究したとき、まわりはフランス語でランチやコーヒーをたしなみ、あまり気にかけてくれる友人もおらず(同じオフィスだったMは本当に優しかったが)、つらい思いをした。フランス人しかほとんど居なかったこと、そして何より当時の自分がフランス語の学習にモチベーションを抱けなかったことも要因ではあるけど…。いや、まさかこんなにフランス語と長い付き合いになるとは思ってなかった。。
で、そんななか、共同研究者が提示してくれた課題は比較的すばやく数理モデルが出来上がって、一緒に議論して、結局あれから一年以上経つ。時間をかけてでもこの論文を出版するというのは、一種の(no more than の意味でも no less thanの意味でも)「意地」のように思います。
愛情ではなくて、意地で書いている。
ま、でも多分それでもええんやろな。